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10年前の事件と達哉の記憶について 13:48
 秋深まり妄想考察脳も活発になる季節ですね。今日は10年前の事件と達哉の記憶について綴ってみようと思います。前々回の考察ではこの時点の淳についてを述べたので今回は達哉です。

達哉=プレイヤーキャラであることから達哉の記憶はまっさらな状態にした、と里見氏がインタビューで仰っているので、本編では事件に関わるあらゆる記憶が達哉の脳からすっぽ抜けている、という事になってます。

罪の時点で判明している達哉の行動は次のようになってます。

 1.お姉ちゃんを閉じ込める事に反対した為、一緒に社に閉じ込められた。
   ↓
 2.須藤の放火で焼け落ちそうになる社から脱出し、覚醒したペルソナで須藤に傷を負わせ 、自分もナイフで背中を刺される
   ↓
 3.父親に『須藤が犯人である』と証言 ※1
   ↓
 4.洞窟に自分でレッドイーグルのお面を隠しに行く ※2
   ↓
 5.事件にまつわる自分の記憶を一切なくしてしまう


※1 公式ガイドP249『達哉の目撃証言から』
※2 岩戸山でのリサの台詞『
そう・・・ 達哉はここに隠したんだ・・・ きっと、わたしたちに罪が及ばないように・・・ 記憶もここに封じ込めて・・・ ごめんね・・・達哉・・・」


■達哉は何故記憶を封印してしまったのか?また、それは故意であったのか?
 
 最初、私は舞耶と同じように、「恐怖で事件に関する一切を忘れる事で心を守ろうとした」のだと思っていました。いわゆる、解離性健忘症というやつです。が、その推察だと、
 ・須藤が犯人であるという目撃証言が成立したこと
 ・自ら岩戸山にレッドイーグルのお面を隠しに行った理由
これが説明出来なくなってしまいます。
 それに、恐怖によって記憶を無くしたのであれば、舞耶が火を恐れるのと同じように達哉は自分を傷付けた刃物を恐れても不自然ではありません。しかし達哉は日本刀を自分の武器に選んでいます。

 リサと栄吉に関していえば、2人は「子供の頃の自分たちの我が儘で、お姉ちゃんを死なせてしまった罪悪感と恐怖」で「夢だと思い込もうとした」ということになっています。
この二人は、達哉については生きているという噂を聞いたものの、合わせる顔が無いのでそのままにしてしまったのですが、お姉ちゃんは死んでしまったと思い込んでいたようです。

 リサは「自分たちに罪が及ばないように」と言っていますがこれはリサの主観であり、達哉の本心であったかどうかが罪の時点では判明していません。栄吉もおそらく、達哉に詫びているところから同じように思っているのでしょう。実際、事件があってもなくてもクールに育っちまった達哉ではあるのですが(罰達哉参照)。

また、これは本編で語られていないので真偽が謎なんですが、公式ガイドの達哉のページ(P249)で『単独で犯人を追っていた』という情報まで追加される始末。忘れているどころじゃないわけですが…
それでも、達哉はプレイヤーキャラだから、という理由で事件に関してあえて白紙状態を貫くとするなら。

→理由は定かではないが、故意に事件にまつわる全ての記憶を忘れようとした。

ということになるわけです。

ではその理由について。ここからは判断材料がほとんどないので予想になります。

■リサの言う通り、彼らに罪が及ばないようにした
 『仮面党をなかったことにする』というものです。達哉よりも前に、淳、リサ、栄吉の3人は同じ事をしたようです。岩戸山にお面を隠して、二度と会わないという掟を作ったと栄吉が言っています。勿論達哉にこのことは知らされていないので、お面を隠したのは達哉本人の意思という事になります。ですが、「罪が及ばないように」が理由であったのかどうかは定かではありません。
 彼の中でも、あまりに悲しく辛い記憶となってしまったので、封印しなければどうしようもなかったのかもしれないし、逆に彼自身が「お姉ちゃんを守れなかった」と思い込んで淳に合わせる顔がなかったのかもしれません。

■ペルソナの力を恐れ、自ら距離を置こうとした
 前述の通り、達哉は仮面党が解散した事を知りません。また、秘密の部屋に隠したお面を見つける事ができなければ、彼らとまた再び集まる事を予想したかもしれません。しかし、見た事もない「ペルソナ」を出現させてしまったおそれで、「あえて親しい友人をもう作らないようにしよう」という現在の彼の土壌ができてしまった可能性もあります。何せ8歳ですし… 


と、ここで「じゃあなんでライターは持っていたのか」です。

淳は事件を婉曲されたとはいえ忘れていなかったので、彼らの関係を象徴する時計を身につけている理由はわかります。しかし達哉は、「火」「ジュン」「約束」「お姉ちゃん」これらを想起させるジッポーをむしろ遠ざけていたっていいはずなのに、まるで親の形見のように持っています。


■自分への戒めとして持っていた
 『親しい友人を作れば傷付けてしまう』という達哉の思い込みを増幅アイテム。子供時代の遺品というべき扱い。

■具体的な理由は思い出せないが手放せない
 思い出そうとすると脳がそれを拒んだりする?どちらかというと罰での達哉がそうあるべきだったのではと思わなくもないですが…。

■具体的な入手経路は思い出せないが自分の心の拠り所として持っていた
 もしかしたら、事件直後にジッポーは達哉の手を離れてどこかに仕舞われ、何年かあとに見つけた、という状態であればこうなってもおかしくはない?※3

■実は忘れていなかったので自分への戒めとして身につけている
 淳とベクトルは同じような感じです。常に身につける事によって決意を新たにする為のアイテムとしてのジッポーライター。※4

※3
結局達哉の証言は須藤が犯人であるという証拠に決定的には至りませんでした。
その具体的な要因の一つに彼のジッポーがなり得たかもしれないのです。
須藤側の弁護人が「その少年が持っているジッポーで火をつけたのではないか」というストーリーを作ったなら。それを否定する事は難しくなるでしょう。ジッポーに火がつかなければよかったものの、10年経っても現役(防空壕イベントより)では、当時でも使う事はできたかもしれません。「ジッポーを使っていない事は証明されにくい」のかも?科学捜査で炎の着火場所、燃え広がった経由を調べる事ができればいいのですが、おそらくそれができたとしても須藤父がもみ消したはずです。
よって、証拠品として提出されたジッポーが何年かあとに達哉の元に戻ってきた、という可能性もあるかもしれません。

※4
「達哉が放火犯を追っていた」に準ずるならこれかと思います。あくまでプレイヤーキャラではなく「周防達哉」というキャラで鑑みた場合、まるっと忘れてしまうような事はないんじゃないかと思うんですが…


達哉とライターの関係は達哉と淳の関係を描く上でも重要なので、解釈も人それぞれ存在するところなのですが…個人的には自分の意志で無理矢理押さえつけたとはいえ、大切な思い出を全く覚えていなかったとは考えにくいので上記の理由ともいずれも違う解釈をしています。あまりに達淳的なのでここでは述べませんが笑

そういえばシャドウについて考察しますって以前書いた気がするのですが、これが考えれば考えるほど深淵なのでなかなかまとまりません。その中で思いついた事が一つあるので、そっちを今度まとめようと思います。
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