P2特設ページ></a>|
<a href= | CALENDAR | RECOMMEND | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE |
新OPについて達淳的な考察 00:45
青文字はサテライトさんの解説です。
このオープニングに対し制作側からは
新オープニングの一連のフィルムは我々の答えではなく問い。あなたへ。コンテで欠番となったカット、尺の関係で入らなかった映像、そのすべてが我々自身の里程標(ペルソナ)である
とあります。
おいおい…こっちで勝手に推理しろって言ってるんですか…竜ちゃんか。ちなみに里程標とは「距離を記して道路・線路のわきなどに立てた標識。転じて、物事の推移・発展の一過程を示すしるし。」だそうです。それってペルソナ…なの?
【達哉の人生まとめ】1:進路相談があった、ような… 2:もう進路も怖くない 3:そんなの、克哉が許さない 4:退学も、留年も、あるんだよ。5:そ れはとっても厳しいなって 6:達哉って、ホント罪 7:もう誰にも頼らない 8:最後に残った(黒須家への)道標 9:後悔なんて、絶対無い 10:僕の、最高の花嫁  ペルソナ2罪:ー完ー  とかそういう達哉の進路の話してるんじゃねーんだぞ!

というわけで…問う側からの答えを導けると信じる為の保証があると嬉しいんですがそういうのは期待できないみたいなので、「達淳への愛がなければ視えない」をモットーで解釈してみることにします。

私からの解答は「新OPは達淳でしかない」です。

さすがに全部は掲載されてませんでしたが、およそ重要なシーンはちゃんと掲載されてました。一番解説が気になった襖のシーンを中心にはじめてみますね。


襖のシーンは、深層意識=冥府に下る達哉のイメージ/作成したのはサテライトのフランス人スタッフの方だとか。
 ちょっとまて…冥府!?って思いますよね。実際冥府には彼の世(あのよ)/後の世(のちのよ)/後世(ごせ)/後生(ごしょう)/来世(らいせ)/冥土(めいど)/冥府(めいふ)/冥界(めいかい)/幽冥(ゆうめい)/幽界(ゆうかい)/黄泉(よみ)/黄泉(こうせん)(goo辞書より)という意味があります。え…達哉いきなりOPで死ぬの?

深層意識とは大まかにいえば無意識のことです。フィレモンの間は意識と無意識の間ということで、冥府というのはおよそ心の海と同義であると考えていいでしょう。
ここで、ペル2のタイトルを思い出してみます。[罪]です。罪を犯した人がどこへ行くのか。地獄です。
ジョーカー戦ではジョーカー様に話かけると「地獄で詫びろ!」と言いますね。
そこで、この考察では冥府=地獄という見方でいってみようと思います。

演出が和風なので違和感があるかもしれませんが、地獄について書かれている有名な著書であるダンテの「神曲」を参考にしてみます。(出典:wikipedia)
開けられる襖の数は、アポロ・ヴォルビー・アルテミス・マイア・ヴィーナス・ハデスの6つと指定がありましたが、実際のところは1アポロ2ドゥルガー3ヴィーナス4アルテミス5ハーデス6クロノス、となっています。
つまり、地獄の第6圏までを抜けた、と仮定します。地獄の第7圏はこうなっています。
第七圏 暴力者の地獄 - 他者や自己に対して暴力をふるった者が、暴力の種類に応じて振り分けられる。
    •    第一の環 隣人に対する暴力 - 隣人の身体、財産を損なった者が、煮えたぎる血の河フレジェトンタに漬けられる。
    •    第二の環 自己に対する暴力 - 自殺者の森。自ら命を絶った者が、奇怪な樹木と化しアルピエに葉を啄ばまれる。
    •    第三の環 神と自然と技術に対する暴力 - 神および自然の業を蔑んだ者、男色者に、火の雨が降りかかる(当時のキリスト教徒は同性愛を罪だと考えていた)。

第3環あたりとんでもねーなと思いますが笑 これまで流れたオープニングに、実はこれらの演出をかいま見ることができます。
    •    第一の環 煮えたぎる血の河:クロノスの襖を抜けた達哉が赤い空間に飲み込まれ、ジョーカー(淳)が水面にサルビアを落とす。カットされていますが水面が赤くなる演出がコンテに切られています。
    •    第二の環 奇怪な樹木:同上シーンで樹木が登場する
    •    第三の環 男色者に、火の雨が降りかかる:シャドウ達哉が炎に巻かれる

これらを総括すると、
・罪を犯したのは達哉と淳の二人である。最後にクロノスが現れることも、達哉の深層意識のもっとも深い場所に淳の存在があることが知れる。
・命を絶つ=文字通り自殺という意味ではなく、二人して冥府に下るという隠喩である
ちなみにクロノスの襖の第6圏は「第六圏 異端者の地獄 - あらゆる宗派の異端の教主と門徒が、火焔の墓孔に葬られている。」となっています。

さて、シーユーヘル沙汰になってしまった達哉ですが、ここまでが罪の物語と考えていいでしょう。
地獄で与えられるのは永遠の罰です。「Eternal Punishment」というサブタイトルにも繋がりますね。
地獄を抜けると、次に到達するのは「煉獄」です。
煉獄は、地獄を抜けた先の地表に聳える台形の山で、ちょうどエルサレムの対蹠点にある。「浄火」あるいは「浄罪」とも言う。永遠に罰を受けつづける救いようのない地獄の住人と異なり、煉獄においては、悔悟に達した者、悔悛の余地のある死者がここで罪を贖う。
「達する哉」と書いて達哉です。というわけで、反省した達哉は贖罪の旅に出ます。

「神曲」では、主人公のダンテは第1冠[高慢]に来ることになるだろうと言われています。達哉もまた、自分の能力を過信して淳を救えると考えた傲慢さ、または、自身も同じように罪を犯した身にもかかわらず、淳を許すことをしない傲慢さ、どちらも達哉自身の影であるシャドウによって指摘されています。

最終的に無意識下的な意味での贖罪の旅が成功したのかどうかは、プレイヤーの判断に委ねられることとなりますが、私個人としては第7冠まで達し、真の自分を本当の意味で理解して、そのうえで同じく罪を犯した淳を迎えに行く、というエンドなら大歓迎です。
 

◆交差点のシーンに登場する4人の見上げた空に、おそらく希望は見えていない 
 何故このシーンが入ったのかということに注目。達哉が罪の深層意識に潜って、淳がサルビアを水面に落として、寄り添うように置かれている時計とライターのシーンに繋がれば完璧なまでに達淳なのに…
 ・4人が見たのは希望ではない
 ・このシーンの後、淳がサルビアをゆっくりと水面に落とす。ちなみにカットされていますが、コンテに水が下から赤く変色していく、とされています。達哉の飲み込まれる赤い空間と同調しているのでしょうか。
 ・顔がアップで映るのは舞耶とリサの二人のみ。栄吉と達哉は背後にいつの間にかいる。

 以上のことから、彼らは上記の罪の共犯者である、という仮説を立ててみました。共犯者なら罪を犯したのですから、無意識下だといっても希望は見えません。
  ・金色の蝶=フィレモンが飛んでいる=無意識下の罪
  ・希望が見えない=地獄の門の銘「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」
 あくまで達哉と淳の罪を第7圏第3の環とするなら、その罪にもっとも関わっているのはリサと舞耶の二人です。そこでこの二人しか大映しにせず、蚊帳の外の栄吉と当事者である達哉は大映しになりません。


◆ジョーカーのスタンスはストーリーの根幹を為すため色々悩んだが、[敵]という表現にはどうしても納得できず今の形をとった
 解釈の冒頭で、「答えを導く保証がない」とぼやきましたが、ある意味これが一番答えなんじゃないかなと思います。たしかに、旧OPでは敵でしかない描かれ方でしたね。
そんな淳の心を推察することが、このオープニングの答えになるのではないでしょうか!
旧OPでは淳の残した花はシオン(君を忘れず)でしたが、今回はサルビアの花でした。淳の燃える想いが伝わってくるかのようですね。

◆道化師とは、本人の心の色を嘲りと蔑みで彩り、反転させた自分。真実に最も近く、最も遠い。
 サテライトさんのジョーカー定義。深いですね。感動しました。淳の心の色は白なんですね…。真実=本当の自分と定義するなら、自分の暗部を理解し、それらを軽蔑した上でさらけ出している、ということ?
 ただ淳の場合はそれを克服したのがシャドウ戦のように自分1人の力ではなく、ほぼ達哉たちに委ねてしまったっていうのがポイントですね。達哉に救ってほしい、というのは環境的なものではなく、自分のどうしようもなく醜い部分も知った上で達哉にだけは受け入れてほしい、という感情表現なのかも。そう考えると、シャドウ達哉の「貴様に淳が救えるか(意訳)」もよりいっそう達淳的な意味を帯びてきますね。
  

考察と関係のない感想
◆ジョーカーが水面にサルビアを落とすシーンで、水面には淳が映っている
 よく見たら確かに水面の影にしっぽがないよ!色のコントラストと幻想的な風景が淳に似合っていて、いつもこのシーンは特にガン見していましたが気づきませんでしたね…不覚です。
 コンテのところには「水面が揺らぎます」と書かれていて、淳の揺れる思いを表しているかのようでキュン場面ですね。しかし歩くシーンといい花の持ち方といい淳は顔以外もホントきれいですよねー。これも今さらですね。
 
ムービーを一時停止してすら追えないシーンばかりなので、いつかコンテ完全版を出してほしいところです。



| ペルソナ2考察 |
<< NEW | TOP | OLD>>